-- お布団 --
赤ちゃんとお布団 その1 敷き布団
赤ちゃんは約20時間以上眠っています。
そんな赤ちゃんを安全に守るスペースとしてお布団はとても大切な場所です。
だからこそ、赤ちゃんにとって本当に良いお布団を選んであげたいですね。
まずは赤ちゃんのことを考えてみましょう。
赤ちゃんはおよそ身長50センチで生まれます。3ヶ月目で約60センチになります。
1才のお誕生日にはおおよそ80センチになります。
1年に30センチも成長するのです。
例えば身長160センチの大人が赤ちゃんと同じ割合で成長してしまうと1年で256センチになってしまいます。びっくりですね。
赤ちゃんはそれほど毎日成長を続けます。そんなに急速に大きくなる赤ちゃんの背骨の成長を考えた時、赤ちゃんの敷布団は適度な固さが必用であり、掛布団は圧迫されない重さによって設計されたものがよいでしょう。
人の背骨はゆるやかなS字型に曲がっています。赤ちゃんも同じです。
柔らかすぎる敷布団は赤ちゃんの重いお尻と背中が深く沈みこみ、ウエストや足が軽いためW次型になってしまいます。
また柔らかい敷布団では、うつぶせ寝になった時にお顔が沈み窒息のおそれもあります。
逆に固すぎてしまう敷布団はどうでしょう?
お尻や背中で支えることになりウエストや足が浮いてしまい、体圧が分散できず、床ずれになってしまいます。
赤ちゃんはしばらく寝返りが打てないので床ずれにならないようにしてあげることも大切です。
また赤ちゃんは大人の3倍汗をかくといわれています。
そんな汗っかきの赤ちゃんには敷布団も通気性の良いものがよいでしょう。
各社、赤ちゃんのために通気性の良い仕様になっているものが最近は多くあります。
よく、敷布団にカビが生えたなどと耳にします。そんなことにならないためにも、干すなどのお手入れももちろん大切です。